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アップワーク(UPWK)

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アップワーク(Upwork Inc.)はオンライン雇用市場を運営する。

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【事業内容】

同社は、フリーランスの労働力とツールを持つ企業が、完成した作業を雇用し、管理し、支払うことを可能にするプラットフォームを提供する。企業は、開発者、デザイナー、作家、マーケティング担当者、サポート担当者を見つけたり、雇うことができる。そのプラットフォームにより、顧客は才能獲得、アウトリーチ、契約などのワークフローを合理化することができる。さらに、そのプラットフォームは、通信およびコラボレーション、時間追跡、請求および支払いを含む、フリーランサーと遠隔操作の機能を訪問する。顧客は、会計、ビジネスサポート、複製、電子商取引開発、情報技術サービス、個人および仮想支援、検索エンジン最適化、グラフィックデザイン、モバイル開発、販売、ウェブ開発などの広範なフリーランサーを見つけることができる。

フリーランスと企業を結びつけるマーケットプレースを運営

アップワーク(Upwork、ティッカーシンボル:UPWK)は、ひとことで言えば「フリーランスのUber」だ。つまり、フリーランサーと彼らを探している企業を、ウェブを通じてマッチングするマーケットプレース(取引市場)を運営している。

専門知識を持つ人材に対して需要と供給のミスマッチが発生している

今日のビジネス社会では、ナリッジ、すなわち専門知識が生産性を駆動している。ウェブの発達で、専門知識を持つワーカーは、どこに住んでいるかに関係なく、その知識を生かしてリモートワークできるようになった。

米国商務省経済分析局によると、2018年現在アメリカの上位6都市が米国のGDPの26%を稼ぎ出している。つまり、雇用主は大都市に集中している。しかし、大都市の家賃は高騰しており、生活費もインフレに晒されている。生活コストを抑えるため、仕方がなく遠距離通勤をしているアメリカ人も少なくない。

また、ローカルな労働市場では、企業が探している専門知識を持つワーカーが不足している場合もある。つまり、需要と供給のミスマッチだ。これは「スキル・ギャップ」と言い直すことが出来る。

さらに、出産後社会復帰を考えている女性のワーカーなどは、必ずしも9時から5時のオフィスワークを求めていない。育児をしながら仕事もできるようなフレキシブルな労働環境が求められているのだ。

「フリーランス」は、米国の労働市場でもっとも急速に成長している働き方

ハーバード大学のローレンス・カッツならびにプリンストン大学のアラン・クルーガーといった経済学者の研究では、2018年時点のデータでは、過去10年にアメリカで創造された働き口の94%は、非伝統的就業形態、具体的には派遣、契約社員、自営請負業、フリーランサーなどだった。なかでもフリーランサーは、米国の労働市場で最も急速に伸びているカテゴリーだ。

そもそも、専門知識を持つワーカーの仕事の大半はコンピュータの前に座って出来る仕事なので、ネットが普及した今日、リモートワークでも十分対応できる。さらに最近では、Slack(スラック)のようなオンライン・コラボ・ツールも充実してきている。

こうした変化を反映し、リモートワークに従事しているワーカーは、2005年の180万人から2015年には390万人に増加した。さらに、必要なときだけ必要な専門知識を持つフリーランサーを起用するという、いわゆる「オン・デマンド・ワーカー」は、加速度的に増加する見込みだ。

アップワークは、専門知識分野のカテゴリーとして、「経理」「事務」「記事編集」「カスタマー・サービス」「データ分析」「グラフィック・デザイン」「ITサービス」「モバイル開発」「営業」「ソフトウェア開発」「翻訳」「動画編集」「ウェブ・デザイン」などを設けている。

フリーランサーがアップワークを利用するメリットは、案件検索のしやすさや支払いに対する安心感

フリーランサーがアップワークを通じて仕事を見つけるメリットとしては、まずこのマーケットプレースに登録している企業がちゃんとした企業ばかりだという点だ。

また、アップワークは、フリーランサーがフレキシブルな就業時間を選択することが出来るように、ウェブサイトの絞り込み条件などを工夫してある。

さらに、役務対価は、雇用主からアップワークの設定したエスクロー(第三者信託)口座に先に払い込まれる仕組みになっており、「働いたのに会社側が役務対価を払ってくれない」などのトラブルを回避している。

フリーランサーが役務提供した後、企業はその仕事ぶりにレーディングを付ける。高い評価を獲得したフリーランサーには、次回から声がかかりやすくなる。

企業がアップワークを利用するメリットは、コスト削減や過去の仕事の評価が見られること

企業がフリーランサーの募集告知をかけると、通常、23時間以内にニーズにピッタリ合致するフリーランサーを見つけることが出来る。エージェンシーなどの中抜き業者を介さないため、企業にとってコスト節約になる。

さらに、フリーランサーの過去の仕事に対する評価が掲載されているため、安心して起用することが出来る。

今後の成長戦略は、クライアント企業に対するサービス強化とフリーランサーに対する魅力の向上

フリーランスの市場はまだまだ成長余地が大きいし、今後企業は一層フリーランサーに依存度を高めてゆくだろう。

従って、アップワークは、既存のクライアント企業との関係を強固にし、それらの企業がよりアップワークを通じて沢山の仕事をフリーランサーへと割り振る決断をするように、安心と効率性を高める必要がある。

また、これまでアップワークを使用したことがない企業を開拓することも重要だ。

一方、沢山のフリーランサーを確保するためには、アップワークのマーケットプレースが一番魅力あるマーケットプレースであり続けることが必要になる。

同業他社や従来型の人材紹介サービスなどアップワークの競合は多い

アップワークの競合としては、フィーバー(Fiverr)、フリーランサー・ドットコム(Freelancer.com)などのオンライン・フリーランサー・プラットフォームが挙げられる。

それらに加えて、従来のテンプ・サービス企業であるアデコ、マンパワー、ロバートハーフ、さらにフリーランサーの斡旋が本業ではないけれどサービスの一環として、フリーランサーに声を掛けやすいリンクトイン、ギットハブが挙げられる。また、求人広告サイトのクレイグスリスト、キャリアービルダー、インディード、モンスターなどとも競合する。

つまり、アップワークは競争相手がたくさん居るということだ。

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