米国株

ニコラ(NKLA)

ニコラは米国の電気自動車・燃料電池車メーカー。

スポンサーリンク

【事業内容】

主にトラック分野で開発を進め、ゼロ・エミッション輸送とインフラソリューションを提供する。電気自動車、水素電気自動車、ドライブトレイン、パワートレイン、エネルギー貯蔵システム、水素燃料ステーション向けインフラの設計・製造に従事する。本社所在地はアリゾナ州フェニックス。

ディーゼル・エンジンに変わる燃料電池トラックに関し、販売から燃料、メンテナンスまでをパッケージにして販売

ニコラ(ティッカーシンボル:NKLA)は、水素燃料電池を利用したトラックのメーカー。

世界のトラックの市場規模は約1600億ドルで、ディーゼルが主流となっている。メーカーとしては、ダイムラーやボルボ、パッカー、カミンズなどが主な企業だ。しかし、ディーゼル・エンジンは、年々厳格になってゆく排ガス規制をいずれクリアできなくなると予想されている。

長距離トラック市場での事業展開を考え、顧客企業の拠点に「FCEV」用の水素ステーションを建設

「クラス8」と呼ばれる大型トラックに関し、テスラを含む多くのメーカーが短距離トラック市場への参入を試みている。しかし、短距離市場は全体の15%に過ぎず、本当に大きな市場は長距離トラック市場だ。

長距離トラック市場参入にあたっての問題は、バッテリーEVが1回の充電で走れる走行距離に限界があるため、長距離走行に適さないということだ。したがって、長距離トラック市場では、どうしても水素燃料電池を搭載したFCEV(燃料電池電電気自動車)を使う以外ない。

FCEVを運行するためには全米各地に水素ステーションを建設する必要がある。これには先行投資が必要であり、顧客企業の手には負えない。そこで、ニコラが大口の法人契約を結んだ顧客企業の必要拠点に水素ステーションを建設し、それをリースすることで顧客にとって保有期間コストを保証する。

ニコラは、まず全米における「クラス8」の長距離トラック網の20%前後をカバーする水素ステーション網を構築し、最初の10年はそれに専心する考えだ。

ここで問題になるのは「どうやって水素を配達するのか?」ということだ。一番すっきりする方法は、それぞれの水素ステーションにおいて太陽光発電や水力発電などで電気をつくり、その場で水素を生成するやり方だ。

ひとつの水素ステーションで消費される水素を生成するには、20メガワッツ前後の電力が必要で、1日のうち20時間前後は水素をつくるために電気を消費する必要がある。昼間の太陽光発電のピーク時にニコラが余分な電気を全部買い取り、その分を使って夜間に水素を生成するわけだ。

FCEVへの移行は、このようにインフラから整備する必要があり、面倒臭い印象を与える。しかし、2031年頃までには現在のディーゼル・エンジンの技術ではどんなに工夫しても排ガス基準をクリアできなくなると予想されるため、遅かれ早かれ新しいテクノロジーを採用する必要がある。

スポンサーリンク
■未上場企業YKK株の買い方をご紹介■

YKK株式会社は非上場企業なので、通常は買えません。しかし、株主コミュニティという制度を使えば買うことができます。投資家の悟り人さんがブログにて、未上場企業YKK株の買い方を解説してくれています。

ハトマメブログ(HATOMAME BLOG)

コメント

タイトルとURLをコピーしました