ブリストル・マイヤーズ・スクイブ(Bristol-Myers Squibb Company)は、バイオ医薬品の発見・開発・ライセンス供与・生産・マーケティング・流通・販売を行う会社である。
【事業内容】
医薬品は、化学的に合成された医薬品(低分子医薬品)と、生物学的プロセスから製造された製品(生物製剤)がある。低分子医薬品は、錠剤やタブレットの形で経口投与される。生物製剤は、注射や輸液によって患者に投与される。製品は、「Revlimid」、「Abraxane」、「Reblozyl」、「Inrebic」、「Onureg」、「Zeposia」、「Vidaza」、「Empliciti」、「Opdivo」、「Sprycel」、「Yervoy」、「Eliquis」、「Orencia」、「Baraclude」、「Reyataz」、「Sustiva Franchise」などがある。癌、免疫、心血管、線維症などの様々な治療クラスの製品を提供する。製品は、世界中の卸売業者、小売薬局、病院、政府機関、医療関係者に販売される。子会社にはCelgene Corp.とMyoKardia, Inc.がある。
「レブラミド」は2022年に「エリキュース」は2026年にパテントが切れる
ブリストルマイヤーズスクイブ(ティッカーシンボル:BMY)は、1887年に創業された製薬会社で、1989年にスクイブと合併し、さらに2019年にはセルジーンを買収した。
ブリストルマイヤーズスクイブは「レブラミド(レナリドミド)」と呼ばれる多発性骨髄腫を治療する抗造血器悪性腫瘍剤を扱っている。2020年の売上高は121億ドルだったが、欧州と日本では2022年にパテントが切れる。
また「エリキュース(アピキサバン)」と呼ばれ、虚血性脳卒中や全身性塞栓症を抑制する血液凝固阻止剤も販売している。2020年の売上高は91.7億ドルだったが、2026年にパテントが切れる。さらに「オプジーボ(ニボルマブ)」は、悪性黒色腫を治療するヒト型抗ヒトPD-1モノクローナル抗体医薬品で、2020年には70億ドルを売り上げた。
なお、ブリストルマイヤーズスクイブは、新薬候補として経口乾癬治療薬を開発中だ。
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